金属の純度を知ろう

リングの品質は宝石だけではなくて、金属の部分も含めて考えなりればなりません。プラチナと金、銀についてリングの裏側にあるその表示の読み方をマスターしましょう。

プラチナの純度

「プラチナは貴金属の王である」とは宝石商の王たるルイ・カルティエの言葉、です。プラチナをジュエリーに使うことを普及させたのはルイ・カルティエ、この人です。1898年にルイ・カルティエがプラチナをジュエリーに使ったことから世界中にプラチナ・ブームが起こり、「最高の宝飾品にはプラチナ」のイメージが定着しました。

今ではすっかりお馴染みになったプラチナですが、日本語、ていう「白金」です。あぎやかな銀色の光沢のある金属です。王水(濃硝酸と濃塩酸の混合液)には溶けてしまいますが、それ以外のものには全く影響されません。金のように水銀による変質もありません。酸類の薬品や熱にも強く、酸化しないという強い特性を持っています。さらに金属としては粘り強い性質て、小さな爪でもしっかりと石を支えることができます。爪が小さくてすむということは、石をはっきりと見せられるという利点があります。また、金のように宝石に余分な色が映らないので、特にダイヤモンドのように透明な宝石の輝きを邪魔することがありません。ダイヤモンドが主流の婚約指輪では一番人気の貴金属です。宝石そのものの輝きを生かし、そのうえ耐久性があるというこのプラチナに目をつけたカルティエはさすがですね。

プラチナはPt、あるいはPmで刻印されています。「Pt 900」とは千分の九百の意味、て含有量が九0%ということです。ジュエリーに使われるプラチナの主流は Pt900とPt850です。日本では含有率85%に満たないものはプラチナと認めていません。イギリスではさらに厳しく、プラチナの表示はPt950以上のものに限られています。一八金が75%の含有率であることと比べるとプラチナの純度の高さがわかりますね。

リングの内側に「Pt900」と刻印してあっても、それだけでは品位の保証にはなりません。日の丸マークの政府の検定合格印が打たれているものが品質の良いものです。あるいは、庖独自の品質保証マークを刻印しいてるところもあります。

ここ数年はゴールドのカジュアルな感じが流行、て、プラチナのアームにポイントでゴールドを使ったり、コンビになっているリングがよく出ています。ただコンビのリングはサイズ直しが出来ない場合があるので注意しましょう。

また、ssp(スーパー・ストロング・プラチナ)という硬さを保ちながらも薄くて軽い素材が新開発されました。ファッション性の高い複雑なデザインもこなせるようになり、プラチナは地味だというイメージは一新されています。

プラチナに似た金属にホワイト・ゴールドがあります。これは第一次、第二次世界大戦中に軍需物資のプラチナの代用品として開発されたものです。日本ではプラチナのことを白金(はっきん)と呼ぶので間違いやすいようです。ホワイト・ゴールドは、金にパラジウムやニッケルを割り金として混ぜたもので、白っぽく見えることからこう呼ばれています。最近はプラチナ族のロジウムでコーティングするため、一見プラチナと見分けがつかない物もあります。プラチナよりはやや白っぽく、比重が軽いのが特徴です。プラチナの方がずっしりとした重みがあります。K18WGというのは、一八金を割ったホワイト・ゴールドという意味です。WGはホワイト・ゴールドのとです。

金の純度

二四金は、純度99.9%以上の純金のことです。これは爪でキズがつけられるほど柔らかで、そのままでは実用に適しません。目的に合わせて他の金属を混ぜ合わせて強くした一八金や一四金を使います。混ぜ合わせる金属は銀、鋼、パラジウム、ニッケルなどで、これを割り金(わりがね)といいます。

割り金の配合によって強さと色が変わります。普通の金色のものをイエロー・ゴールド(YG)といいます。銀で割ると黄色っぽい青金になり、銅で多く割ると赤色を帯びた色になります。パラジウム、ニッケル、鋼、銀を混入するとピンク・ゴールドです。純金にパラジウムやニッケルを15%以上混ぜるとホワイト・ゴールドです。

製品に「18K」と刻印されていれば、一八金のことです。純金量の比率は、総重量である24分の一八なので、七五%ということで、政府証明マークには750が表示されます。残りの24分の8%が銀や銅の割り金です。

このように金は実際には金合金で使用されています。K24からK9までありますが、日本では一八金と一四金が主流で、アメリカでは一四金がよく使われています。当然、純度が高い方が高品質で変色しにくいのですが、強度は弱くなります。なお、K18GP(ゴールドプレイテッド)やK18GF(ゴールドフィルド)という表示があるのはゴールドのメッキやゴールド張りを意味します。