リングの品質

リングのアーム部分の裏側には、そのリングの品質に関してマークが刻まれています。まず始めに、宝石の質です。その宝石が何であるか。第二にその宝石の重量、カラット数です。第三にその宝石を支えている金属の種類。第四にその金属は政府(造幣局)の検定に合格した品質を備えたものであるかを示しています。このように枠の部分にはそのジュエリーの商品説明がなされているのです。宝石の種類の表示は、刻印のはじめに宝石の頭文字がアルファベットで示されています。ダイヤモンドだったら「D」、ルビーだったら「R」です。

その付次の数字、メインになっている石の重量をカラットで表示したものです。1カットは0.2グラムです。0.53ctとあれば、0.53カラットという意味です。メインの石の他に周りにメレダイヤなどがある場合はその合計のカラット数も表示されています。例えば「R 0.53ct 0.25ct」とあれば、メインのルビーが0.53カラットで周りの石は合計で0.25カラットありますという表示です。

そして最後が貴金属の検定刻印です。そのジュエリーに使用している金属の部分を政府の造幣周が検定したことを証明する刻印です。昭和四年から日の丸マークがつくようになりました。金、銀、白金(プラチナ)の各貴金属類の純度を表示しています。

これはホール・マークといいますが、このマークのルーツはイギリスの貴金属協会からです。イギリスの金銀品位検定所を「ゴールドスミス・ホール」と呼んだところから、この検定済みの証明マークをホール・マークというようになりました。これにならって、日本でも貴金属の品佐の検定方法が採り入れられるようになり、わが国では日の丸マークを刻むことになったのです。日の丸の旗のマークとそれに続く数字は品佐記号です。分析試験の厳重なテストに合格したという政府の証明です。