フォルス・ネーム

結婚指輪や婚約指輪にはダイヤモンドでないのにOOダイヤモンド、ルビーに似ているから××ルビーといった呼び名を命名して売られているものがあります。こうした名前をフォルス・ネ-ムといいます。フォルスとは「誤った」とか「偽りの」という意味です。このようなものには産地名や人名にプラスしてよく知られている宝石の名を冠することが多いようです。産地名や人名のついた名前で売られているものは類似石が多いので、必ず確認して買うようにしましょう。

セイロン・ダイヤモンドは無色ジルコン。アフリカ・ダイヤモンドは無色トパーズ。アラスカ・ダイヤモンドは無色クォーツ。フランス・ダイヤモンドは無色ガラス。ダイヤモンドの例を挙げただけでもこんなにフォルス・ネームがあります。名前にダイヤモンがついているからと、ダイヤモンドだと思って買ってしまったら大間違いです。

アームの裏側に刻まれる「想い」と「情報」。リングの裏側にはそのリングの品を現す刻印があります。また、リングの裏側には婚約指輪にふさわしい文字入れを自分達で行います。これらの刻印と刻みこんだ文字に示される内容から、リングの裏側にこそ婚約指輪らしさがあると言えるかもしれません。結婚指輪でなくてもリングのアームの裏側に記念の文字を彫ることはありますが、婚約指輪の場合は特に思い出深いものになるでしょう。

文字入れは普通一字につきいくらという代金を払いますが、高い料金ではないでしょう。婚約指輪と結婚指輪の場合はサービスで刻んでくれるお店も多いようです。贈る人のイニシャルと贈られる人のイニシャル、婚約の日などを刻み込むのが普通です。ふたりだけにしか分からない共通の言葉や数字、暗号なども素敵です。世界中に何億人という人がいて、何十年か生きてきた中で「出あったただ一人のひとに贈る唯一の特別なリングです。特別の記念になる言葉を刻みたいと思ったら、コピーライターになったつもりでプロポーズの言葉と同じくらい凝ってみましょう。短くおしゃれな一言を考えてください。例えば日付を入れるのであれば婚約の日でなくても、ふたりが初めて会った日やふたりの思い出の日でもよい、でしょう。あるいは思い出の場所など、自由に考えてください。